★1979年第7刷発行の大変古い本です。紙カバー付き。 ★天•地に、経年のスレが御座いますが、他は、シミ汚れヤケ等ほぼ無く、経年に比してとても美品と存じます。 　「ガラス山の魔女たち」、後に「魔女ファミリー」と改題出版されたものの、オリジナルになります。渡辺茂男氏の訳、本当に素晴らしい！！子供ならではの言葉の言い間違えとか。（お祭り騒ぎが、おまぎり騒ぎ、とか。） 　その昔、小学生時代に、親友から、お誕生日プレゼントとして、こちらのフラワーブックス版をプレゼントされたのが出会いでした。 　エイミーとクラリッサの二人が描く、ガラス山の絵からお話は始まります。魔女ばあさんがする悪さに、罰を与えようと、エイミーが、「魔女ばあさんは追放よ！」と言ったからなのです！ 　ちび魔女、魔女ばあさん、魔女の赤ちゃん、マルハナバチのマルチ、人魚の子と人魚の赤ちゃんが、ガラス山に住むことになります。人魚の住むガラス山の様子の美しさは、シャボン玉の中にいるようとの事。人魚の子が、デザートに食べましょうと、綺麗な水晶を振る舞うのですが、氷砂糖のような味だそうです！ 　魔女ばあさんは、相当に地位のある、偉い魔女です。それでも一人ぼっちは寂しくて、ちび魔女を呼び寄せます。恐ろしい魔女踊りを踊って見せたり、魔女の赤ちゃんを出したり。万聖節に兎の食べ放題（騙されて、縫いぐるみのウサギを食べちゃうのですが）をしたりなどなど、魔女として、とても味のある素敵なキャラクターなのです。 　エイミーとクラリッサは普通の女の子ですが、現実の暮らしと、ガラス山での様子が重なって描かれ、夢の世界を行ったり来たりしているようです。 　ちょっとした言葉や描写の良さ。二人が好んでかけるレコード「ウィンドーのわんちゃんは幾ら？」という曲、1950年代に活躍したパティ•ペイジが歌うもの。（英語の発音がとても綺麗で、popsに多い、崩したり色々技巧をかけたものでない、発声の美しさが主役）懐かしい時代背景です。 　語り尽くせぬこの作品への想い、是非読んで頂きたいです。改訂版でない、元々の旧版を探しておられた方、是非どうぞ！ 　 　長期個人保管の、古い本です。経年比で美品と存じますが、状態はどうぞ上記★書きと、画像よりご判断下さい。 　古い本にご理解のある方との、嬉しいご縁を心よりお待ち致しております。